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連合(日本労働組合総連合会)との幹部懇談会を開催
2017年5月30日
経済同友会は、2017年5月30日、連合と当会幹部との懇談会を都内で開催しました。神津里季生会長、小林喜光代表幹事ら26名が出席し、「人口減少社会における働き方と雇用のあり方に関する諸課題」について意見交換を行いました。
神津会長は、「2035年を展望するプロジェクトを立ち上げ、議論をしている。長期の時間軸で『急速に進む人口減少・少子化・高齢化』『AIやIoT技術に象徴される第四次産業革命』『経済のグローバル化の中で広がる格差とそれに反発する世界の動き』の3つの大きな変化を念頭に、社会や企業、雇用や労働のあり方を考える必要があり、変化を先読みすることが重要だ。経済同友会と危機感を共有し、改革を指向していきたい」と述べました。
小林代表幹事は、「働き方改革実現会議において、長時間労働の是正等、働き方に関して政労使を含む国全体で一定の合意に至った意義は小さくない。昨年11月の創立70周年記念式典では『Japan2.0 最適化社会に向けて』を発表し、また、われわれ自身も変わらねばならないとの思いから『経済同友会2.0』との決意を発表した。本年度からは『テラス』と称して、異分野や幅広い年代と議論する場作りを本格化している。」と述べました。
その後、連合から「働くことを軸とする安心社会」、当会からは「雇用・労働市場の将来~シェアリング・エコノミー等の雇用・労働市場への影響」について問題提起がありました。
意見交換では、「『安心社会』を作るには、セーフティネットが重要であり、ライフステージに沿った多様な働き方が必要」、「生産性向上を図り、時間に寄らない働き方を労使で議論し、進化していくべきだ」など活発な発言が行われました。
関連提言:2017年5月26日発表 2016年度 雇用・労働市場委員会
シェアリング・エコノミー等が雇用・労働市場に与えるインパクト
--多様なプロフェッショナル人財による「デジタル+α」の価値創造で世界をリードする--
出席者
連合側
- 神津里季生 会長
- 川本淳 会長代行 自治労 委員長
- 松浦昭彦 副会長 UAゼンセン 会長
- 相原康伸 副会長 自動車総連 会長
- 野中孝泰 副会長 電機連合 委員長
- 宮本礼一 副会長 JAM 会長
- 工藤智司 副会長 基幹労連 委員長
- 泉雄一郎 副会長職務代行者 日教組 委員長
- 小俣利通 副会長 JP労組 委員長
- 岸本薫 副会長 電力総連 会長
- 野田三七生 副会長 情報労連 委員長
- 難波淳介 副会長 運輸労連 委員長
- 平川純二 副会長 JEC連合 会長
- 松谷和重 副会長 フード連合 会長
- 芳野友子 副会長 JAM 副会長
- 逢見直人 事務局長
経済同友会側
- 代表幹事
小林喜光(三菱ケミカルホールディングス 取締役会長) - 副代表幹事
小林いずみ(ANAホールディングス/三井物産 社外取締役) - 副代表幹事
馬田一(JFEホールディングス 相談役) - 副代表幹事
市川晃(住友林業 取締役社長) - 副代表幹事
程近智(アクセンチュア 取締役会長) - 副代表幹事・専務理事
横尾敬介 - 2016年度雇用・労働市場委員会 委員長
橘・フクシマ・咲江(G&S Global Advisors Inc. 取締役社長) - 2016年度雇用・労働市場委員会 副委員長
岡田和樹(フレッシュフィールズブルックハウスデリンガー法律事務所 代表弁護士) - 2016年度人材の採用・育成・登用委員会 副委員長
鴨居達哉(マーサージャパン 取締役社長) - 常務理事
岡野貞彦