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代表幹事あいさつ

つながる・開く・動く 「共助資本主義」で、豊かでしなやかな経済社会へ

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経済同友会 代表幹事
新浪 剛史
サントリーホールディングス
取締役社長

 世界では、地政学的な地殻変動が「平和でない時代」をもたらし、急激なインフレーションの波が押し寄せています。企業経営者は、この危機感を自分ごととして捉え、世界と繋がり、もっと学び、考え、自ら動いて、結果として社会を変えていかなければなりません。民間主導による経済活性化と社会課題解決に向けてダイナミズムを取り戻していきたいと思います。

 目指すべき経済社会の大前提として、経済の成長が必要です。現状維持をよしとする風潮を払拭し、今日よりも良い明日を切り拓く強い意志―― ケインズのいうアニマル・スピリッツを取り戻せば、私たちは継続的に成長していくことができます。

 一方で、求める豊かさの尺度や価値観は多様化し、成長のひずみも拡大しています。こうした中で、人々が誰一人取り残されることなく、それぞれの生き方が尊重される包摂性のある社会をつくりたいと思います。それは、成長と共助が両立し、well being をもたらす「共助資本主義」が人々の営みの根底にある経済社会です。

 この「共助資本主義」の前提となる経済の成長に向けて注力すべき課題として、全世代における人財の活性化、DEI、イノベーション・R & D、スタートアップの強化、企業変革、企業におけるDX、消費経済の活性化、サステナビリティの8つを挙げます。これらの重要課題を含む各委員会の政策検討の議論の統括と政府与党、野党や官公庁、学術界との対話を司る統合政策委員会を設けます。また、経済同友会の組織運営改革を主導する構造改革委員会を設置します。さらに、会員相互に切磋琢磨し深く学ぶために「経済同友会アカデミー」を創設します。

 今後の活動では、聖域を設けずに議論し、行動していきたいと思いますが、これにあたり3つの行動指針を定めます。第一は「つながるConnect」です。市民セクター、社会起業家、スタートアップのリーダー、国内外の政府、諸団体等とも繋がり、志を同じくして共に行動を起こせる輪を広げたいと思います。また、各地経済
同友会との連携を一層強化し、会員16,000 人の声とパワーを生かしていきます。
 第二は「開くOpen」です。経済同友会の中に多様な価値観を取り入れ、イノベーションを起こすために、サービスやスポーツ・エンターテインメントなど幅広い産業や、スタートアップ、NPO からも経営者の参加を促進します。
 最後に「動くAct」です。「まず隗より始めよ」の精神で、会員の経営者が自分と自分が預かる会社から変える、そうした体質を作り上げていきたいと思います。
 
 こうした活動に、副代表幹事をはじめとする会員、事務局とともに取り組み、会員全員が経済同友会の輪に参加して本当に良かった、と感じていただけるような高いエンゲージメントを目指していきます。

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