創立70周年記念式典・祝賀パーティーを開催しました
経済同友会は11月21日、東京都内で創立70周年記念式典および祝賀パーティーを開催しました。本会会員のほか、国会議員、各国大使、各地経済同友会の代表幹事など、記念式典には約1,100名、祝賀パーティーには約2,000名が出席しました。
記念式典では、小林喜光代表幹事が、持続可能な社会の実現を提言する「Japan 2.0 最適化社会に向けて」を発表。これは、「グローバル化」「デジタル化」「ソーシャル化」の時代のうねりの中で、日本は終戦当時に匹敵する大変革期を迎えており、戦後100年にあたる2045年を念頭に、バックキャスティングで現状を考察したものです。日本は、「キャッチアップ型」から「課題設定・課題解決のフロントランナー型」への移行が必要であり、新しい経済・社会システムを構築しなければならないとし、最適化社会に向けて取り組むべきことを提言しました。
また、経済同友会の将来ビジョンを考えるPT委員長である金丸恭文副代表幹事は、創立70周年を機に、改めて本会の原点と果たしてきた役割を振り返り、時代の変化の中で新しい経済同友会のあるべき姿を描いた「経済同友会2.0-自ら考え、自分の言葉で発信できる『異彩』集団-」を発表しました。
続くパネル・ディスカッションでは、金丸氏がモデレータを兼ね、志賀俊之副代表幹事(日産自動車 取締役副会長)、小林いずみ副代表幹事(ANAホールディングス/サントリーホールディングス/三井物産社外取締役)、秋池玲子幹事(ボストンコンサルティンググループ シニア・パートナー&マネージング・ディレクター)、髙島宏平幹事(オイシックス 取締役社長)と、これから目指すべき社会像の実現と、経済同友会の使命を論じました。
最後に、横尾敬介副代表幹事・専務理事が、「『これまでの延長線上に未来はない』という危機感のもと、一人ひとりが真剣に将来を考えることで、『持続可能な社会』を創りあげていかなくてはならない」と決意を語り、「みんなで描くみんなの未来プロジェクト」の始動を宣言。創立70周年を迎えた経済同友会は、「同じ志を持つ異彩な個の集合体」となるとともに、ステークホルダーや若い世代に開かれた議論の場(テラス)づくりに率先して取り組むと述べました。
その後の祝賀パーティーでは、小林喜光代表幹事の挨拶に続き、麻生太郎 副総理・財務大臣、榊原定征 経団連会長、三村明夫 日本・東京商工会議所会頭から祝辞を賜りました。長谷川閑史 前代表幹事の乾杯で始まったパーティーは、和やかな雰囲気の中、盛況のうちに終了いたしました。
プログラム
記念式典
映像上映(経済同友会の歴史)
「Japan 2.0 最適化社会に向けて」発表(小林喜光 代表幹事)
パネル・ディスカッション
- 「経済同友会 2.0-目指す社会像の実現と我々の使命」
- モデレータ兼パネリスト
- :金丸恭文 副代表幹事(フューチャー 取締役会長兼社長 グループCEO)
- パネリスト
- :志賀俊之 副代表幹事(日産自動車 取締役副会長)
- 小林いずみ 副代表幹事(ANAホールディングス/サントリーホールディングス/三井物産社外取締役)
- 秋池玲子 幹事(ボストンコンサルティンググループ シニア・パートナー&マネージング・ディレクター)
- 髙島宏平 幹事(オイシックス 取締役社長)