政策提言

人口減少時代の地方自治 ―単独・自前型から連携・分業型への転換―

# 地域経済 # 地方行財政 # 行政改革
2025年度地域共創委員会
委員長 地下 誠二
(日本政策投資銀行 顧問)
委員長 野田 由美子
(ヴェオリア・ジャパン 取締役会長)
委員長 伊達 美和子
(森トラスト 代表取締役社長)

 本会では、2024年11月に公表した報告書「地方創生の加速に向けて~近隣地連携・遠隔地連携のさらなる推進を~」において、人口減少下で地域の持続可能性を確保するためには、自治体間連携が必須である旨を指摘しました。その後、引き続き、地域共創委員会を設置し、地方自治体等との意見交換を重ねる中で、自治体間連携の必要性は広く認識されているものの、具体的な連携像の共有や連携を後押しする財政制度、企画・実装を担う人材の不足といった課題を確認しました。
 本提言は、こうした課題に対して、自治体間連携を実装段階へと進めるための制度改革を示すものです。人口減少時代の地方自治に求められるのは、各自治体が全ての機能を抱え続けることではなく、住民に必要なサービスを地域全体として安定的かつ効率的に提供することであるとの考の下、「単独・自前型」からサービスごとに最適な主体・規模・手法を選択する「連携・分業型」へと地方自治のあり方を転換することを提言しています。そのための第一歩として、行政サービスごとの連携モデルとコストの可視化、地方交付税制度の改革、自治体間連携や官民連携を企画・実装する半官半民の「公務・公共サービス法人」制度の創設を求めています。また、「連携・分業型」への転換の基盤として、「地域の未来予測」の策定の義務化、人材健全化指標の導入、ローカル・ルールの見直しと業務標準化を進めることを求めています。

提言のポイント ※詳細は、別添の提言本文をご確認いただきますようお願いいたします。

2025年度地域共創委員会 提言.jpg

以上

本文 概要

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