政策提言
不確実性とAI
~進化と適応の新時代へ~
企業のDX推進委員会
委員長 伊藤 穰一
(デジタルガレージ 取締役/千葉工業大学 学長)
委員長 上野山 勝也
(PKSHA Technology 代表取締役)
委員長 鈴木 国正
(インテル 前・取締役会長)
委員長 伊藤 穰一
(デジタルガレージ 取締役/千葉工業大学 学長)
委員長 上野山 勝也
(PKSHA Technology 代表取締役)
委員長 鈴木 国正
(インテル 前・取締役会長)
※本動画はAIを一部活用しています。
提言のポイント ※詳細は、本文PDFをご確認いただきますようお願いいたします。
4月4日経済同友会 政策提言不確実性とAI~進化と適応の新時代へ~ 記者会見はこちら
急速に発展する生成AIを含むAIの技術は、テクノロジーと生活者との関係を劇的に変える可能性があります。またグローバルでは、国や地域、企業が熾烈な競争(ゲーム)を日々繰り返しています。
本提言では、AIを俯瞰的に捉え、さらに未来予測や日本の強みを分析しながら、AIによる不確実環境のもとへの対応能力を上げることを目的に、企業・政府・個人の視点について提言を示します。
【企業への提言】
- 「ノンコア業務」だけでなく「コア業務」へAIを活用し競争力強化
・AI導入の最大の効果は主たる事業の本丸に使うことで、事業価値の最大化が実現へ - CAIOを設置し、ソフトウエア・AI設計の外部依存モデルを早期脱却
・技術速度が速く、事業範囲が広い、かつリスク管理が重要なため、専門的責任者(CAIO)を設置すべき - ソフトウエア・AI活用が評価・推進する人事制度・人材育成の仕組みへ変革
・デジタル時代に対応するためには新たな評価基準が必要、人事制度・人材育成の変革すべき - AI活用のガバナンス・ルールの設定・更新
・ガバナンスにおける2重のループを更新し続けること、さらにサイバーセキュリティが重要である
【政府への提言】
- AI・半導体・エネルギーの3分野での横断連携の強化
・「AIをそもそも何に使うべきか」を本質を考え、5つのレイヤーを俯瞰して戦略に落とし込むべき - 日本の強みを生かすAIoT領域への産業投資の促進
・日本の強みを活かすAIoT領域への産業投資を促進、AI Embedded Machine 領域へ重点的に投資を加速すべき - AIの利活用促進のためのデータ活用・個人情報保護法へのアップデート
・データ利活用による社会課題の解決が重要な課題になる中で個人情報保護法のアップデートすべき - DFFTの流れを、データネットワーク構造立ち上げに接続させる
・DFFTの流れを、データネットワーク構造立ち上げに接続させ、データと産業を連携させるべき - デジタルやAIリテラシーへのさらなる強化
・産業や教育界では様々なベストプラクティスをもとに、人材政策を点から線、線から面への活動にすべき
【個人への提言】
- 好奇心と批判思考の重要度が高まる
・新たなテクノロジーであるAIを使いこなす好奇心や批判思考を養うべき、AI時代は「問題を解く力」よりも「問題を設定する力」が重要 - AIに何を任せ、何を任せないか
・AIをツールと考え、苦手な部分をAIに任せることで、個人の能力や才能を拡張すべき
以上
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