代表幹事の発言
日中首脳会談の結果について
公益社団法人 経済同友会
代表幹事 長谷川 閑史
代表幹事 長谷川 閑史
安倍晋三首相と習近平国家主席による3年ぶりの日中首脳会談が開催されたことを歓迎する。首脳会談において、喫緊の課題であった東シナ海での偶発的衝突を回避するための海上連絡メカニズムの早期構築や、両国間に横たわる歴史認識についても理解が深まったことは、世界第2位と第3位の経済大国である両国間の関係を改善する大きな一歩となることを期待する。両国首脳の大局的、長期的観点からの関係改善努力を高く評価したい。
日中両国間の関係改善が東アジア地域の平和と繁栄、ひいてはアジア太平洋地域の平和と繁栄に大きく関わることから、今回の首脳会談を契機として、戦略的互恵関係の原点に立ち戻り、さらなる関係改善が図られることを期待したい。われわれ企業経営者も日中経済関係のさらなる発展に向けて経済界を挙げて取り組んで行きたい。
以上