2025年6月号
コンサルティング 一筋30数年、もっと日本のために!


PwCコンサルティング
会長
90年代初頭、まだまだ黎明期にあったコンサルティング業界に、新卒で入りました。その後始まる失われた30年の中、あっという間でした。その間、一貫して外資系です。PwC、日本IBM、日本マイクロソフト、そして、10数年前にPwCへ戻ってまいりました。デジタル・AIから、新規ビジネス、地方創生、多種多様なテーマに関与させていただきました。海外との連携も多く、海外赴任も経験し、海外事例の日本への展開、日本企業の海外展開など、グローバルでの仕事を多く経験させていただきました。その後、会社のリーダシップを任せていただき、グローバルとの連携は、次のフェーズへと進んでいきました。どれくらい日本が、他の国とリージョンに貢献できるか? ということでした。人的交流、ソリューションや事例の提供もよいのですが、いくら売上面において、他の国とリージョンに貢献できるかが求められました。特にアジアです。日本のビジネスモデルの共有、人的交流、そして顧客・案件の共有です。日本の顧客の文化、課題などから、丁寧に共有しながら、共同でプロジェクト体制を構築していきました。自国の事だけを考えるのではなく、顧客ファースト視点で、リージョンでの利害を超えた協業の姿勢が大切です。キーワードは、Friendshipでした。相互に行き来しながら、F2Fで深化させていきました。まだまだ道半ばですが、この精神が受け継がれ、Friendshipの精神が深まっていってほしいと思っています。
今後のキャリアでは、「もっと日本に」、「もっと日本企業に」、貢献したい!という思いが、強くなってきています。培ってきた経験を活用し、日本のイノベーション創出に、人財強化に、常に日本のグローバルへの貢献を意識し、貢献できる人材であり続けたいと思っています。
