◆29 金融制度・会計基準改革
2026年5月 公益社団法人 経済同友会
| 位置づけ | ⑤ 産業構造の進化と産業創出 | 時間軸 | 中期 ~2030年「供給力の抜本的強化」 | 力 | 〈稼ぐ力〉 |
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提言のポイント
- 郵政民営化の推進と完全民営化に向けた制度設計
- のれんの非償却を含むM&A促進のための会計基準改革
課題認識
郵政民営化が完遂しておらず、民間金融機関との公正な競争環境が確保されていない。日本の会計基準におけるのれんの強制償却がM&Aを通じた成長戦略を阻害している。
目指すべき方向
郵政民営化を推進し完全民営化を実現する。のれんの非償却を含むM&A促進のための会計基準改革を推進する。
具体的な施策
- 郵政民営化の推進と完全民営化に向けた株式売却
- 民間金融機関との公正な競争環境の確保
- のれんの非償却を認める新たな会計基準の策定
- 企業会計基準諮問会議の審議・決定プロセスの多数決制への移行
現状 2026年4月時点
郵政民営化は継続段階だが、2025年の自民党改正案でゆうちょ・かんぽ株の日本郵政による保有継続が決定。のれん非償却化は政策課題として浮上し、2027年度までの結論目標が設定されている。
| 施策1 | 完全民営化の方向性は後退。2027年6月27日がゆうちょ銀行50%超保有調整の重要ターニングポイント。 |
| 施策2 | 限度額は現状維持(ゆうちょ各13百万円、かんぽ20百万円)。引上げに関する直近の政策決定なし。 |
| 施策3 | 経済同友会・新経連が「遅くとも2027年度までに結論」との声明。企業会計基準委員会が検討中。 |
| 施策4 |
意思決定プロセスの改革は具体化していない。 |
提言内容 詳細
1. 郵政民営化の推進と完全民営化への期待
- 日本郵政グループの完全民営化に向けた株式売却の推進
- 政府保有株式の早期処分と民間企業としてのガバナンス確立
- 民間金融機関との公正な競争環境の確保(政府出資が残存する下での限度額引上げには反対)
2. M&Aを促進する会計基準改革
- のれんの非償却を認める新たな会計基準の策定
- 企業会計基準諮問会議の審議・決定プロセスの多数決制への移行
- M&Aによる成長戦略を阻害しない会計制度の実現
参照提言
- 「郵政民営化法施行令の一部を改正する政令案」に対する意見(2016年2月24日)
- のれん非償却に関する意見(2026年3月3日)