政策提言

監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)
恒久的事務局の東京誘致について

改革推進プラットフォーム
委員長 長谷川 閑史
(武田薬品工業 取締役会長)
委員長代理 小林 喜光
(三菱ケミカルホールディングス 取締役社長)
事務局長 冨山 和彦
(経営共創基盤 代表取締役CEO)
事務局長代理 秋池 玲子
(ボストンコンサルティンググループ
シニア・パートナー&マネージング・ディレクター)

金融庁および公認会計士・監査審査会は、監査監督機関国際フォーラム(IFIAR:International Forum of Independent Audit Regulators)の恒久的事務局を東京に誘致すべく立候補を表明した。
IFIARは、監査監督上の連携および協力を目的とした国際組織であり、各国の監査監督当局が監査市場の情勢に関する知識や各当局の監査監督活動から得られた実務経験を共有することなど、監査の質の向上に向けた活動を行っている。
この事務局が東京に誘致されれば、わが国が監査監督に関する議論を牽引することにより、わが国の国際金融センターとしての地位を確立することに資する。
他方、今後、アジアのGDPシェアは世界全体のGDPの50%を占めるに至ることが予測されているなど、アジア・オセアニア経済圏は大きく成長する見込みである。わが国にIFIARの事務局が誘致されることは、このアジア・オセアニア経済圏における監査の質の向上に貢献することも期待される。
そこで、本会は、2017年に開設が予定されているIFIARの恒久的事務局を東京に置くべく、金融庁および公認会計士・監査審査会が招致国として立候補したことを強く支持する。
また、我々企業経営者は、恒久的事務局が東京に置かれるならば、その設立から円滑な運営に向けて協力していく所存である。

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