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コメント:自由民主党総裁選挙の結果を受けて
公益社団法人 経済同友会
代表幹事代行 岩井 睦雄
- 本日、自民党の総裁に高市早苗衆議院議員が選出された。自民党初の女性総裁の誕生は、わが国の政治において歴史的な意義を持ち、多様な視点を国政に反映する契機となる。同時に、与野党の建設的議論や必要に応じた連携・協力を通じて、日本が直面する様々な課題を解決へと導くリーダーシップの発揮を期待する。
- 高市新総裁は、総裁選において、自身の経験を踏まえ、女性の健康や介護といった課題を語りつつ、幅広い政策課題について具体的な道筋を示された。今後は、それらを確実に実行に移し、成果につなげていただきたい。特に、社会保障制度の持続可能性の確保、雇用・労働市場改革、物価高や人手不足への対応といった課題は待ったなしである。
- これらの課題について理念や方向性にとどまらず、財源や制度設計を伴った実効性ある政策として実行に移すことが求められる。喫緊の課題に対して、将来世代に責任を果たす構造改革を具体的な成果につなげていただきたい。
- 政治資金問題に端を発する国民の政治不信を払拭するため、党改革、政治改革にも明確な姿勢を示し、国民との信頼関係を再構築することが大前提であることも申し添えたい。
以上