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未来選択会議 第8回オープン・フォーラム「生活者の選択と行動で決める未来」開催
2023年3月 6日
テーマ「『生活者の選択と行動で決める未来』―政策に多様な意見の反映をー」
経済同友会は、3月6日、東京都内にて「未来選択会議 第8回 オープン・フォーラム」を開催いたしました。当会議は、多様なステークホルダーが自由闊達に議論を行うことで、日本の変革に向けたうねりを生み出すことを目指し、2020年9月にスタートしました。
今回は、これまでの会議で出された論点を踏まえつつ、多様な生活者がエビデンスに基づいた議論を行い、その結果を政治や政策に反映させる具体策等について深掘りしました。
当日は、与野党の国会議員をはじめ、大企業経営者、スタートアップ経営者、労働組合、マスメディア、若者団体代表、若手官僚、学識者、シンクタンク、学生など、多彩な顔触れが会場での議論に参加し、学生や本会および所属企業社員、各地経済同友会会員など約200人が傍聴・視聴しました。
会議プログラム
開会
挨拶
玉塚 元一 経済同友会 副代表幹事 (未来選択会議 世話人)
導入説明
櫻田 謙悟 経済同友会 代表幹事
基調報告
経済同友会 事務局
討議
進行
玉塚 元一 経済同友会 副代表幹事 (未来選択会議 世話人)
室橋 祐貴 日本若者協議会 代表理事(未来選択会議 準備会合メンバー)
- 討議1 日本らしい、望ましい社会的合意形成を実現する突破口は
- 討議2 必要な具体策・アクションは?
- コミットメントタイム 生活者それぞれに、何を、どうやって実現していくか?
まとめ・閉会
挨拶
新芝 宏之 経済同友会 幹事 (未来選択会議 世話人)
議論のハイライト
日本らしい、望ましい民主主義をつくるため、まずは「相互不信社会」からの脱却を
- 他人と一緒に望ましい社会をつくりたいという思いがあって初めて人は「民主的な人」になる。家庭、企業・組織、学校など、様々な場で、そうしたことを考える機会の提供を。
- 誰もがまず実践したいことは、知らない他人であっても目の前の人を助けるということ。その積み重ねによって、信頼度の高い社会の実現を。
- 知恵と技能を持つ専門家と、専門家が提示するエビデンスを熟議によって選択することが、厚みのある民主主義を実現する鍵。熟議の手法の一つとして「くじ引き民主主義」の実施を。
- 専門家支配の悪い面、専門家の言うことを聞かない大衆、さらには、人種差別など不寛容な社会像も浮き彫りとなった、新型コロナウイルスへの対応について、今こそ議論を。
社会は変えることができるという自己効力感を醸成し、政治を身近な存在に。
- 日本の最も大きな課題は、ルールは変えられると思っている人が非常に少ないこと。コロナ禍で押印ルールを見直したように、身近なペインポイントの解消によって自己効力感の醸成を。
- 生徒会や校則を変える運動が全国で広がりつつある。若者が自分たちでルールを変えることができるよう環境を整備し、取り組みの更なる加速を。
- 身近に政治に参画している人がいて、社会が変わったという体験が広がることが重要。社会を変えたいと思ったときに、その手段として政治参画が当たり前に選ばれる世の中に。
- 生活者にとって身近な存在である地方議会から改革の推進を。政治家は若者世代と一層交流を。
政治や行政に多様性を。
- 兼業・副業等を活用し民間から多様な人材を行政に。また、多様化する社会、DXに対応できるよう国家公務員の増加を。
- 政党助成金や比例代表制など既存の仕組みをフル活用して、女性や若者世代の議員の増加を。
- 家事育児の負担、競争やリスクを回避する意識など、女性議員が増えないことと、民間で女性管理職が増えないことの背景は共通。同じ土俵で議論をしてアクションに。
- 何歳でも政治に挑戦できることがフェア。被選挙権の18歳への引き下げを。また、ドメイン投票方式(※)等の導入で、17歳以下の若者にも選挙権を。
(※)未成年の子をもつ親に、子の数だけ投票権を追加して付与する選挙方法
未来選択会議を、若者世代や各界と価値を共創するプラットフォームに。
- 全国各地や企業内でマルチステークホルダー、特に若者世代を交えたラウンドテーブルの開催を。
- 未来選択会議が各地でリーダーシップを発揮して、類似の取り組みを行う各界の巻き込みを。また、広く一般に開かれた場とすることで、コミュニティ相互の結びつきの強化を