専門高校生徒の研究文・作文コンクール 入選作品決定
研究文3編、作文4編を「経済同友会賞」として顕彰
経済同友会は、めざすべき社会像を幅広いステークホルダーと議論する「みんなで描くみんなの未来プロジェクト」の一環として、公益財団法人 産業教育振興中央会と共催で「令和二年度 専門高校生徒の研究文・作文コンクール」を実施いたしました。
この度、研究文49編、作文264編の応募作品の中から、当会会員からなる審査委員会(委員長:経済同友会 副代表幹事・専務理事 橋本 圭一郎)の審査を経て、経済同友会賞として研究文3編、作文4編を選出しました。
「令和二年度 専門高校生徒の研究文・作文コンクール」経済同友会賞授賞作品
研究文の部
「カメ農法で生物多様性と農耕地の保全、循環型有機農業の実現」
愛知県立佐屋高等学校
園芸科学科 3年 石井 日香留さん、生物生産科 3年 澤井 亮太さん、屋宜 虎我さん
「ベッド上での足浴を効果的に行うために」
広島県立広島皆実高等学校
衛生看護科 3年 田中 千夏さん、平田 満月さん、澤原 萌夏さん、松浦 菜奈さん、
1年 高橋 優月さん、山本 綾音さん
「自立に向けて必要な力とは~大学受験に向けた準備からの考察~」
愛知県立港特別支援学校
商業科 3年 大德屋 諒さん
作文の部
「健叶とともに」
北海道静内農業高等学校 生産科学科 3年 清水 悠花さん
「ゲンコウに魅せられて~島に夢の懸け橋を~」
佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 3年 山下 瑠捺さん
「学びが未来につながる~祖父を超える料理人を目指して~」
愛知県立豊丘高等学校 生活文化科 3年 水原 茜さん
「患者さんと関わるということ」
三重県立桑名高等学校 衛生看護科 3年 西谷 胡十さん
コンクール実施概要
主催
公益財団法人産業教育振興中央会/公益社団法人経済同友会
本コンクールは、1982年から産業教育振興中央会が主催し、実施されてきた歴史ある事業です。平成29年度より、両団体の共催となり、経済同友会賞が設けられました。
開催の背景
本コンクールは、経済同友会会員(経営者)の枠を超え、社会のあらゆるステークホルダーと議論、対話、連携していく多様な場(テラス)をつくり、めざすべき社会像を共に模索し、政策立案に向けた叡智を結集する「みんなで描くみんなの未来プロジェクト」の一環として実施しています。
1999年以来、経済同友会は教育現場との交流に力を入れ、会員による出張授業など2,000回を超える活動を続けてきました。また、2011年から取り組む震災復興プログラム「IPPO IPPO NIPPONプロジェクト」では、東北、熊本の専門高校へ実習機材を提供するなど、将来の産業・企業を担う若者への支援を行っています。専門高校生徒の研究や学習成果に対して経済界からもエールを送り、また、広く社会の関心を高めること目的に、産業教育振興中央会が1982年から開催している本コンクールに参画(共催)し、経済同友会賞を授与しています。
応募対象
専門教育を主とする学科(専攻科を除く。総合学科を含む)に在籍する高等学校の生徒
審査過程
全国から応募のあった研究文49編、作文264編のうち事前審査を通過した論文を、経済同友会審査委員が(1)妥当性、(2)論理性、(3)独創性、(4)説得力、(5)将来性の視点から判定しました。
審査委員会
審査委員長 | 橋本 圭一郎 | 経済同友会 副代表幹事・専務理事 経済同友会 広報戦略検討委員会 委員長 |
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審査委員 | 峰岸 真澄 | 教育改革委員会 委員長 (リクルートホールディングス 取締役社長 兼 CEO) |
林 礼子 | 学校と経営者の交流活動推進委員会 委員長 (BofA証券株式会社 取締役 副社長) |
産業教育振興中央会選出の作品を合わせ、本コンクールにおけるすべての入選作品は『'翔'第30集 専門高校生徒意見・体験発表文、研究文・作文集』(産業教育振興中央会より2021年1月末に発行予定)に掲載いたします。