「木材利用推進全国会議」設立総会を開催しました

2019年11月 8日

木材利用推進全国会議事務局は11月7日、全国の44経済同友会、42都道府県知事、CLTで地方創生を実現する首長連合に参加する48市町村長が発起人となり、「木材利用推進全国会議」を発足いたしました。

国土の7割を森林に覆われた日本では、「木」は、中山間地域に眠る貴重な資源ですが、私たちは、その豊かな資源を十分には活用できていません。戦後に植林された杉や檜などが伐採に適した時期を迎え、国産木材の供給力が増加している今こそ、国産木材の価値を見直し、地域に魅力ある産業を創り出す好機です。

「木」は、日本の文化と自然に根差した「伝統の素材」であると同時に、環境への配慮と持続可能性が求められるこれからの社会にふさわしい「未来の素材」でもあります。この会議では、木材生産から最終消費に至る様々な事業者や地方自治体が一堂に会し、勉強会や情報交換を重ねながら、国産木材を利用しやすい環境づくり、木材利用が環境や社会に与える価値の共有、林業分野の生産性向上と新たな技術の普及などに向けた活動を展開していく所存です。