岩手県より「IPPO IPPO NIPPONプロジェクト」に感謝状をいただきました
2月3日、全国44経済同友会による復興支援「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト」に対し、岩手県の達増拓也 知事、高橋嘉行 教育委員会教育長より、感謝状と寄附先の専門高校生徒が製作した感謝の品を頂戴しました。
達増知事から、「実習機材の寄附により、震災前と同様、あるいは震災前より進んだ勉強ができる環境になっています。被災地の子どもたちが前よりも強く育ち、日本に貢献できるものを身に付けられるような復興を果たしたい」と感謝の意が伝えられました。
「IPPO IPPO NIPPONプロジェクト」を代表して、共同委員長を務める小林喜光 代表幹事が感謝状を拝受、「これから育つ若者を応援しようと、専門高校を中心に寄附を続けてきました。3月で震災から6年を迎えようとしていますが、復興はいまだ道半ば。これで終わりではなく、地方創生の一環としても、経済の活性化が鍵を握っているので、企業経営者と被災地の間で仕事を創出するなどの支援を続けたい」との意向を述べました。
「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト」による東北支援では、2011年10月から2016年9月末までの5年10期にわたり、東日本大震災で被災した専門高校への実習機材の提供、国公立大学による復興事業への支援、県運営の遺児孤児支援基金への寄附等を実施してきました。寄附の総額は、岩手・宮城・福島の3県合計で21億7,895万6,493円となりました。
また、支援先の専門高校では、「働くこと」や「社会で求められる力」をテーマに、企業経営者による出張授業を計38回、実施しました。
「IPPO IPPO NIPPONプロジェクト」東北支援の5年間のあゆみを映像にまとめましたので、ぜひご覧ください。
今回、岩手県の各専門学校から頂戴した感謝の品は以下の通りです。
学校名 | 感謝の品 | 支援した主な実習機材 | |
---|---|---|---|
高田高校 | サバ味噌煮缶詰 | 10缶 | フィッシュカッター、高圧殺菌釜・ボイラ |
サンマ味付缶詰 | 10缶 | ||
高田高校オリジナルクリアファイル | 20枚 | ||
大船渡東高校 | 若竹みそ(2kg入り) | 20個 | 味噌充填機、オーブン |
釜石商工高校 | 文鎮(小・2種類) | 20個 | マシニングセンタ、数値制御旋盤(NC旋盤) |
校章を刻印したアルミ板 | 20個 | ||
宮古商業高校 | 帆布ミニトートバッグ | 20個 | 電子レジスタ、パソコン |
宮古水産高校 | サンマ味付け缶詰 | 20個 | 業務用ガスコンロ、実習台、スクーバダイビング器材 |
鮭中骨昆布巻缶詰 | 20個 | ||
宮古工業高校 | 小物入れ(木工) | 20個 | ラジアールボール盤、自動設計製図装置(3D-CAD) |
文鎮 | 20個 | ||
国体記念ストラップ | 20個 | ||
久慈工業高校 | 野田村イメージキャラクター 「のんちゃん」べっこう飴 |
100個 | マシニングセンタ、数値制御旋盤(NC旋盤) |
久慈東高校 | きな粉クッキー(5個入り) | 20個 | たん吸引器、電動介護リフト、冷凍冷蔵庫 |
種市高校 | 南部ダイバーTシャツ | 5個 | 潜水機材、スーツ |
ポロシャツ | 5個 | ||
手ぬぐい | 5個 | ||
海洋開発科クリアファイル | 30個 |
なお、「IPPO IPPO NIPPONプロジェクト」では、2016年4月の熊本地震により実習機材などに被害を受けた熊本県の専門高校を対象とする支援活動を、同年9月より実施しております。現在、熊本支援 第2期活動として皆様からのご寄附をお願いしておりますので、引き続きご支援をお願いいたします。