代表幹事の発言
第二次高市改造内閣の発足にあたって
公益社団法人 経済同友会
代表幹事 山口 明夫
代表幹事 山口 明夫
- 本日の内閣改造により、新たな体制が発足した。就任された閣僚各位に敬意を表するとともに、国政の要を担われることに大きな期待を寄せたい。
新内閣には、政策の優先順位を明確にし、何を、いつまでに実行するのかを国民に丁寧に示しながら、具体的な成果につなげていくことを求めたい。とりわけ、AIとデジタルの社会実装を軸とする成長への投資、給付と負担の全体像を示したうえでの社会保障の持続可能性の確保、そして外交・安全保障および経済安全保障への機動的な対応を期待する。
あわせて、こうした重要課題への対応を進めるにあたっては、中長期的な視点に立った政策運営と財政の持続可能性の確保を求めたい。いずれの判断においても、いまを生きる世代の利益にとどまらず、将来世代に対する責任を基軸に据えていただきたい。 - これらは政府のみに委ねられる課題ではない。われわれ経営者も、生産性の向 上と事業の再構築に自ら取り組み、その成果を将来の成長に向けた設備投資や研究開発投資、人への投資、そして継続的な賃上げに還元していく必要がある。また、自らに痛みを伴う提言であっても、日本の将来に必要であれば臆することなく示していかなければならない。
経済同友会は、経営者が個人の資格で、国全体の視点から議論する場である。互いに支え合う力によって成長を実現するという「共助成長」の考えの下、持続的な経済成長と社会の活力向上に向けて、新内閣との建設的な対話を重ねるとともに、経営者自らの行動を通じて貢献していく所存である。
以上