エネルギー政策に関する経済団体共同記者会見発言要旨（未定稿）

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冒頭、3団体長よりコメントがあり、記者からの質問に答える形で、（1）共同記者会見に至った経緯、（2）国家戦略会議への出欠と趣旨、（3）革新的エネルギー・環境戦略の矛盾、（4）原発再稼動、（5）原子力規制委員会への期待、（6）中国での反日デモ、などについて発言があった。長谷川代表幹事は、国家戦略会議への出席のため、途中退席となった。

（以下、長谷川代表幹事発言部分）

経済3団体長よりコメント

米倉会長：　（略）

長谷川：　先般、政府（のエネルギー・環境会議）が決定した2030年代に原発稼働ゼロを目指す方針には、エネルギー安全保障や国家の繁栄および国民生活の安定などの観点から、断固反対である。

第一に、（日本は）島国で今のところ他国との電力融通は不可能であり、なおかつ化石燃料の資源に乏しく、すべての電力を自前で供給しなければならない状況にある。できるだけ多様な電力源のミックス（組み合わせ）を確保しておくことが重要であり、それが（エネルギー資源の）価格交渉力（の維持）や（地球）温暖化（防止）への貢献に繋がり、また、国の繁栄や経済成長、雇用の確保・維持、国民生活の安定に不可欠である。その基として安定的で安価な電力供給が求められるが、今回の政府の方針はそれを大きく阻害する可能性があると懸念している。

第二に、（日本は）原子力の平和利用のチャンピオンとして、最先端の（原子力）技術の開発や核不拡散の先頭に立ってきた。その国が、同盟国との事前の了解もなく唐突にこのような方針を出し、出した途端に同盟国に弁解をして回るというような判断をすること自体、極めて不見識であると言わざるを得ない。また、これまで（日本は）核燃料サイクルや高速増殖炉、焼却炉などの技術開発についても先頭を走っている。世界は当面の間、原発を必要とすることがAPEC等でも確認されているので、最先端の技術でより安全・効率的な原発開発に貢献することこそ、重要な日本の国際的役割の一環であると考える。さらに、今回の判断をそのまま実行していくと、技術開発を支える人材の育成・確保にも大きな支障をきたすことが懸念される。この方針について、早急に見直す必要があることを改めて強調する。

岡村会頭：　（略）

質疑応答

Q：　経済3団体による共同記者会見は、通常は年に一回、新春に開催されるが、今回は異例と言える。共同記者会見に至った経緯を伺いたい。

米倉会長：　（略）

Q：　最初は米倉会長、岡村会頭の二人での会見と案内があったが、会見を開くきっかけは米倉会長だったのか。

米倉会長：　（略）

Q：　本日開催予定の国家戦略会議について、米倉会長は欠席、長谷川代表幹事は出席の予定であるが、議員の職に留まるかどうかも含め、その判断について考えを伺いたい。

米倉会長：　（略）

長谷川：　急な案内で調整を要したが、都合がついたので（国家戦略会議に）出席する予定である。どのような発言の場があるかは現時点では不明だが、直接、先述のような趣旨で、思うこと、感じていることを伝えておく必要があると判断した。

Q：　革新的エネルギー・環境戦略は、野田首相が欠席した会議の下で決定された。野田政権の評価について、それぞれ伺いたい。

米倉会長：　（略）

長谷川：　野田政権に対する全般的なコメントではなく、その時々の判断に対するコメントを述べる。社会保障・税の一体改革を通したことは高く評価するが、今回のエネルギー政策に対する判断については、残念ながら極めて遺憾であると言わざるを得ない。

岡村会頭：　（略）

長谷川代表幹事は、国家戦略会議出席のため途中退席。

Q：　本日の国家戦略会議への欠席は、ご自身の意思で判断されたのか。

米倉会長：　（略）

Q：　原発ゼロを可能にする再生可能エネルギーの拡大計画が先送りされ、（革新的エネルギー・環境戦略が）発表直後から建設計画中の原発を認めるなど矛盾も噴出しているが、このような迷走について所感を伺いたい。

米倉会長：　（略）

岡村会頭：　（略）

米倉会長：　（略）

Q：　米倉会長より、労働人口の約半分、商工会議所を入れるともっと大きくなると思うが、その（原発ゼロに反対への）意見が取り入れられないことへの疑問があった。一方、世論調査や政府の調査では、半分以上が原発ゼロに賛成という結果である。この齟齬の原因はどこにあるのか。

米倉会長：　（略）

岡村会頭：　（略）

Q：　革新的エネルギー・環境戦略では、原発ゼロを謳っている一方で、安全が確認された原発は再稼働すると明記された。この点については、どのように評価しているか。

米倉会長：　（略）

岡村会頭：　（略）

Q：　明日、原子力規制委員会が発足するが、規制委員会に期待することを伺いたい。

米倉会長：　（略）

岡村会頭：　（略）

Q：　現在、中国で反日デモが盛んに行われているが、大きな意味ではエネルギー政策にも関わるので、所感を伺いたい。

米倉会長：　（略）

岡村会頭：　（略）

（文責：経済同友会 事務局）