代表幹事の発言

渡辺恒雄 読売新聞グループ本社主筆のご逝去について

公益社団法人 経済同友会
代表幹事 新浪 剛史

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 長年にわたり日本の新聞報道を牽引されてこられた渡辺恒雄氏のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみを申し上げます。

 若き日の政治記者としての卓越した取材と冷徹な分析は、ご著書『派閥―保守党の解剖』をはじめとして、今日においても色褪せておりません。また、提言報道の実践や活字文化の普及に取り組まれるなど、報道・言論界に多大な貢献をなされてきたと思います。

 その他にも、中央省庁再編を推進した行政改革会議委員をはじめとする数多くの要職を務められ、新聞事業にとどまらない多くの分野でご活躍されました。

 本会では、2007年2月開催の「マスコミ・ジャーナリズムのあり方を考える懇談会」に来席くださり、ご自身の戦時中の経験を交えつつ、大衆迎合に陥らないジャーナリズムの使命の重要さについて講演くださいました。

 渡辺氏の多岐にわたるご活躍を偲ぶとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

以上

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