東京都知事選挙の結果を受けて

2020年7月5日

公益社団法人経済同友会
代表幹事　櫻田　謙悟

本日の東京都知事選挙の結果は、新型コロナウイルス感染症対策をめぐるリーダーシップや四年間の都政運営など、小池知事の実績が支持を得た結果だと認識している。
都内では、新規感染者数が顕著な増加傾向を示しており、感染再拡大や第二波の防止策が重要な段階を迎えつつある。一方で、疲弊した経済や生活の再建も急務であり、小池知事の政治家としてのリーダーシップと行政手腕に期待する。
感染収束後のウィズ／アフターコロナを見据えれば、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功はもとより、改正国家戦略特区法を活用した「スーパーシティ構想」の実現、首都直下型地震も視野に入れた地方都市等との機能分化なども重要な課題である。国際都市・東京の競争力強化に向けて、東京都の大胆な構想や取り組みを期待する。
本会では、社会の多様なステークホルダーが参加して、この国のかたちを決める論点を提示する会議体を立ち上げる予定である。こうした機会なども活用し、東京の抱える課題等についても議論を深めていきたい。

以上