緊急事態宣言の発令準備について

2020年4月6日

公益社団法人経済同友会
代表幹事　櫻田謙悟

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本日、安倍総理より、緊急事態宣言の発令に向けた準備が指示された。新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大と医療体制の崩壊が懸念される中、多くの命が失われかねない危機的状況を迎えており、安倍総理の決断を支持する。政府・地方自治体の要請・指示に基づき、個人、企業などのあらゆる主体が適切な行動をとり、国民が一丸となってこの難局を乗り切らなければならない。
緊急事態宣言をめぐっては、国民の間に都市機能の麻痺を招くとの不安もある。政府には、宣言の目的などを丁寧に国民に説明するとともに、以下によって、国民の不安払拭に全力を挙げていただきたい。
1. 生活必需品等の生産・輸送、都市インフラの維持に関わる企業の事業　継続に関する具体的指示やそれを可能とする支援
2. 休業の長期化などによる影響を受ける個人や企業への明瞭な支援基準の設定。迅速な給付を可能にする体制づくり
3. 政府や地方自治体による継続的な情報発信
4. 医療現場の迅速な体制強化・持続性確保
企業は、社会・経済活動を停滞させないために必要な事業の継続、雇用維持への努力、社員やその家族に対する適切な行動を求めるメッセージ発信など、その社会的責任に基づいて行動する覚悟である。経済同友会では、会員やその所属企業に対し、こうした行動の徹底を呼びかけるとともに、必要な情報の収集や発信に努めていく。

以上

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