代表幹事の発言
日本銀行正副総裁人事案の国会同意について
公益社団法人 経済同友会
代表幹事 小林 喜光
- 本日、国会において日本銀行の正副総裁人事案が同意された。日本の持続的な金融政策のためにも本人事案を歓迎する。
- 再任された黒田東彦総裁は、「異次元の金融緩和」に着手して円安・株高に導き、金融政策によってアベノミクスを牽引してきた。今後は、出口戦略への道筋をどう描くかに注目が集まっている。利上げに動く欧米の動きに目を配りつつ、市場の理解を得ながら、わが国経済の持続的な成長のために、幅広く柔軟な議論をしていただきたい。
- 第四次産業革命の進展によって急速に発展しつつあるフィンテックやブロックチェーンなどによる環境変化を機敏に捉え、中央銀行としての独立性を保ちながら、政府の財政政策・経済成長戦略と調和のとれた金融政策を実行されることを期待する。
以 上