代表幹事の発言
日米経済対話の結果について
公益社団法人 経済同友会
代表幹事 小林 喜光
代表幹事 小林 喜光
- 本日、ペンス米国副大統領と麻生副総理との第1回日米経済対話が開催された。世界情勢、特に我が国周辺の緊張感が高まりつつある中、安全保障と経済両面に関する日米二国間関係の重要性と、地域の平和と繁栄に向けた協調への意思が再確認され、経済関係強化に向けた実質的な対話が始動したことを心より歓迎する。
- 過去数十年にわたる貿易・投資の蓄積を通じて、日米二国間の経済は密接不可分な形で結びついており、両国は多大な利害を共有する間柄にある。こうした共通認識の下で、これからの対話を通じて、地域全体を念頭に置いた貿易・投資ルールの形成、エネルギー、インフラ投資やサイバーなど、新たな分野における協力関係が具現化していくことを期待している。
- 本日を契機に、自由、民主主義、法の秩序といった価値観を共有する日米の代表者が、互いに胸襟を開き、世界そして地域に対する両国の役割も念頭に置きながら、大局観を持って議論を継続していただきたい。
以上