日本銀行金融政策決定会合による政策金利引き上げについて

2007年2月21日

社団法人経済同友会
代表幹事北城恪太郎

本日の日本銀行の金融政策決定会合において、無担保コールレート（オーバーナイト物）の誘導目標が引き上げられたが、日本銀行の政策判断として尊重したい。
わが国経済の安定的かつ持続的な発展には、適切な金融政策が不可欠であり、日本銀行は経済・物価・為替の見通しもふまえた総合的な判断に基づき、利上げを実施したものと思う。
足下の景気は緩やかではあるが拡大基調を続けており、下振れリスクは小さいと考えるが、今後とも日本銀行には、市場との対話を密にしながら、適切な金融政策の実施を求めたい。
また政府には、安倍総理のリーダーシップのもと構造改革とイノベーションによる成長戦略を推進するとともに、われわれ企業経営者も一層の生産性向上や雇用創出に努めることで、豊かな国民生活を実現していかなければならない。

以上