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第3次小泉改造内閣の発足にあたって
2005年10月31日
社団法人 経済同友会
代表幹事 北城 恪太郎
- 本日発足した第3次小泉改造内閣は、将来を担う人材を閣内の適所に配置するなど、構造改革のより一層の推進に相応しい布陣になったものと思う。先の総選挙で示された改革に対する国民の大きな期待に反しないためにも、既得権益や抵抗勢力との妥協に陥ることなく、真に国民のための政策の実現に向け、小泉首相ならびに新内閣が強力なリーダーシップを発揮されることを期待する。
- 小泉首相の任期は来年9月までと言われているが、わが国が直面している急速な少子高齢化、国と地方の膨大な財政赤字といった危機的状況を考えれば、政治の停滞は許されない。新内閣には、これまでの改革路線をより一層強固なものにし、以下の点について大胆かつ具体的な政策や道筋を示していただきたい。
- 構造改革の総仕上げ
(政府系金融機関や特殊法人の改革、社会保障制度改革、公務員
制度改革、地方行財政改革など) - 財政再建に向けた具体的道筋の提示
- 新たな成長基盤の確立に向けた政策の提示
(新事業創造、規制改革、教育改革など)
- 構造改革の総仕上げ
以上