代表幹事の発言

米国等のイラク攻撃開始について

社団法人 経済同友会
代表幹事 小林陽太郎

今回、国連安保理による新決議なしでの米国等によるイラク攻撃開始は残念の一語に尽きる。こうした結果を招いた主な理由は、あくまでもイラクが国連の大量破壊兵器査察に十分協力しなかったことにあるが、各国は、国連を中心とした国際協調体制維持のために更に努力できなかったかと思う。今回、日本政府は米国支持の立場をとり、それは日本国民の生命・財産・安全の保護という基本的責任に基づけばやむを得ない選択であったと考える。しかし、多くの国民が、今回の米国主導の行動に不信感を抱いていることに鑑み、総理の率直かつ分かり易い国民への説明を望みたい。

以上

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