代表幹事の発言
2003年度予算財務省原案について
社団法人 経済同友会
代表幹事 小林陽太郎
代表幹事 小林陽太郎
- 2003年度予算財務省原案が内示された。深刻な税収不足の下で、一般歳出において概算要求基準より削減に一段と踏み込んだことは、一定の評価がされてよい。
- しかしながら、当初予算としては過去最高の36兆円を超える新規国債発行による累積債務の膨張に対して、国民不安の払拭に向けた道筋はつけられなかった。
- 今、我々国民が財政運営に求めることは、プライマリーバランス回復という方向軸を明確に堅持して、事務ベースによる各歳出項目の削減だけにはとどまらない、よりダイナミックに歳出削減を断行することであり、小泉総理には、強力なリーダーシップにより財政構造改革に向けた予算編成を主導して欲しい。
以上