代表幹事の発言

日銀短観(2002年12月)の結果について

社団法人 経済同友会
代表幹事 小林陽太郎
  1. 今回の日銀短観では、前回と比べて小幅ながら業況判断が改善したが、先行きについてマイナスを予想する回答が増加し、また、先行きの資金繰りや貸出態度についてのDIは悪化しており、景気見通しについては不透明感を残した結果であるといえる。
  2. 米国のイラク攻撃のリスクが高まり、世界的な景気動向も楽観できない状況において、政府には先般決定した補正予算の速やかな決定と実行が求められる。また、景気の先行きが不安視される中で、今後も継続して構造改革を断行していくためには、リーダーである総理自らが改革の目的と現状認識について今一度わかりやすく国民に説明し、十分な理解を得ることが必要である。

以上

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