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2002年3月月例経済報告について

社団法人 経済同友会
代表幹事 小林 陽太郎

今月の月例経済報告から10カ月ぶりに「悪化」の文字が消えたが、これは、明日発表予定の我々の景気定点観測アンケート調査(2002年3月)の結果とも軌を一にするものである。

景気は依然厳しい状況ではあるが、この転換の兆しを確かな回復に繋げていくために、万が一にも政局が足を引っ張っることがあってはならない。今回の一連の疑惑問題についても、一日も早く国民に分かりやすい形で決着を付け、総理の強いリーダーシップの下で構造改革を着実に推し進めていくことが大切である。

とくに、需要創造型の規制改革、企業競争力強化や個人のチャレンジ・リスクテイクを勇気付ける税制改革等に早急に取り組んで欲しい。

以上


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