代表幹事の発言

第二次橋本改造内閣の発足について

社団法人 経済同友会
代表幹事 牛尾 治朗

日本が真の民主主義、市場経済を実現できるか否かは、ここ数年間で具体的に何をするかにかかっている。この内閣が、これまで進めてきた「改革」を着実に実行していくことを期待する。

新政権は早速、98年度予算編成、税制改革、安全保障問題、環境問題等の課題に取り組むことになるが、特に昨年は掛け声倒れに終わったことから、今回が財政構造改革の実質初年度となる98年度予算編成に際しては、それに相応しい大幅な歳出削減とともに、21世紀を見据え、縦割りを排除した新しい予算配分の実現を望む。

改革が国民のコンセンサスとなったいま、社民、さきがけ両党のみならず、新進党や民主党をはじめとする野党とも積極的な政策協議を行い、21世紀へ向けた日本の再設計が、国内一丸となって遂行されることを期待する。

以上

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