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住専処理・金融関連法案の衆議院通過について

社団法人 経済同友会
代表幹事 牛尾 治朗

今般、住専処理・金融関連法案が衆議院を通過したことで、当面の金融・住専処理問題の具体的な落着に大きく前進したことは喜ばしい。

一方、今後さらに発生が予想される不良債権の処理については、今回の方式を前例とせず、より市場ルールを尊重したものでなければならない。そうした方向での具体的な議論を期待する。

いま急ぐべきは、わが国の金融システムを、グローバル・スタンダードに基づいて改革し、透明で国際的に信用されるものにすることだ。そのことにより、当面の景気回復がよりしっかりしたものになり、引いては21世紀を睨んだわが国経済の、国際社会における位置づけが確かなものになることを期待する。

以上


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