私の思い出写真館

2026年3月号

私のキャリアの原点

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渡邉 健太郎
昭光通商
取締役社長

私のキャリアの原点は商社である。1985年、大学を卒業後、海外への憧れから商社に入社し、希望どおり合成樹脂本部の貿易部門に配属された。バブル幕開けの時代であり、日本製品の競争力は圧倒的で、「投入(=働く)を増やせば成果が返ってくる」時代だった。毎日朝から深夜まで働き、当時はやった栄養ドリンクのCMを正に地で行った。「失敗を恐れず挑戦する」「できない理由ではなく成功の方法を考える」という仕事観が自然と身についた。中東・アフリカを含め世界中を飛び回り、家族と過ごしたNY駐在も含め、仕事の基礎を学び、本当に多くの経験をして充実したキャリアを積むことができた。

金融危機の荒波を乗り越えた後、アメリカへの思いもあり2005年に米系化学メーカーへ転職。そこで学んだのは、米国流の合理性、グローバル企業の実践的な仕事術、そして経営のスキルである。今でも忘れないのは初めて参加したグローバル会議のプレゼン後のボスの一言、「この仕事をやり切る自信はあるか」。結局、洋の東西を問わず仕事の本質は姿勢と覚悟だということを実感した。

そして2021年12月、16年勤めた外資系企業から、自分のキャリアの原点である商社へ戻った。日本企業でこれまでの経験を活かして働くことはもちろんだが、何よりも"何事にも食らいつき、諦めずに挑む商社魂"こそが、この混沌とした現代に求められていると改めて感じている。

5年目の今年、私はこれまでにない上場という挑戦に臨んでいる。まずはやり切り、その先に広がる新しいワクワクへ向け、これからも前進していきたい。

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1991年ハノイ支店開所
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NYで家族と




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