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農業改革プロジェクトチームの設置について
経済同友会は、農業を取り巻く構造的課題と政策のあり方を多角的に検討し、中長期的な農業政策のあり方にかかる提言を行うことを目的として、「農業改革プロジェクトチーム(PT)」を新たに設置しました。
同PTは、日本農業の成長産業化を目指し、規制・制度のあり方、農産物の輸出促進策、革新的技術の実装とデータ利活用等、幅広い論点を検討します。
かねてより本会は、農業を成長産業として再設計する立場から、時代に即した制度の見直しと簡素化、マーケットを起点とした付加価値向上、担い手の多様化、テクノロジーの活用などを一貫して提言してまいりました。
食料安全保障や気候変動リスクの高まり、担い手の高齢化に伴う耕作放棄地の増加といった中長期的課題に加え、足元では米価の高騰を受け、農業という産業に対する国民の関心も高まっているところです。
農業に関する議論は、既成概念や思い込みに基づくものも多く、同PTでは、正しく事実やデータを捉え直した上で、日本農業の生産性向上・競争力強化に向け、経済界が貢献できることは何か、脳しょうを絞ってまいります。
なお、同PTは、以下の論点を軸に議論を進めてまいる予定です。
今後検討予定のテーマ:日本農業の成長産業化策
- 農地と担い手の集約化策
(小規模農家への農地売却インセンティブ付与、転用期待など農地保有インセンティブ の除去、農業委員会制度の見直し、耕作放棄地対策 等) - 農地集約化以外の生産性及び付加価値向上策
(価値向上に向けたサプライチェーン体制の整備、品目別JA的組織の検討、アグリテックの活用 等) - 輸出促進策
- 農業改革のモニタリング体制
- 農業データの整備及び見える化
PT体制(2025年6月現在、役職ごと50音順)
委員長 |
髙島 宏平(オイシックス・ラ・大地 取締役社長) |
以 上