福島(浜通り)視察
経済同友会は、東日本大震災以来、福島県など被災地域の復興支援や、東京電力福島第一原発事故後の廃炉プロセスの進捗確認を行って参りました。
11月11日、浪江町請戸地区の視察および若手飲食・水産関係者等との意見交換会を実施するとともに、東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所を視察しました。
■参加者(敬称略)
<経済同友会>
代表幹事
新浪 剛史 サントリーホールディングス 取締役社長
エネルギー委員会 委員長
兵頭 誠之 住友商事 取締役社長執行役員CEO
エネルギー委員会 副委員長
丸岡 亨 NTTコミュニケーションズ 取締役社長 社長執行役員
先端科学技術戦略検討委員会 委員長
南部 智一 住友商事 顧問
統合政策委員会 委員
加茂 正治 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン シニアアドバイザー
常務理事
齋藤 弘憲
<新公益連盟>
理事
藤沢 烈 RCF 代表理事
浪江町請戸地区の視察
■案内者
・高橋 大就氏 NoMAラボ 代表理事、東の食の会 専務理事
髙橋さんによる案内の元、福島第一原子力発電所から北へ10km弱にある、浪江町請戸地区を視察しました。
請戸小学校の「児童たちを救った高台」、大平山霊園から海側を望む
15mの津波に襲われた、請戸小学校の校舎を目の当たりにする
地元で水産業を営む柴栄水産に伺い、生の声に耳を傾ける
若手飲食・水産業者等との意見交換会(於:富岡町)
■出席者
・小野崎 雄一氏 おのざき 取締役
・古谷 かおり氏 シェアハウスと食堂 kashiwaya 管理人
・高橋 大就氏 NoMAラボ 代表理事、東の食の会 専務理事
高橋さんの進行で、古谷さんにご準備いただいたアカエイの唐揚げなど県産食材を使った弁当を食べながら、小野崎さんより地元水産業の現状について、ご説明を受けました。
新浪代表幹事
「親潮と黒潮がぶつかる(潮目の)漁場は、どこにも真似できない資源であり、魅力が大きい」
「未来を創る地元の若い方々が、自信を持って発信する姿が『安心』につながる」
東京電力HD福島第一原子力発電所の視察
■案内者
・小野 明氏
執行役副社長 福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント
兼 廃炉・汚染水対策最高責任者兼原子力・立地本部副本部長
・髙原 一嘉氏
常務執行役 福島復興本社代表
兼 福島本部長 兼 原子力・立地本部副本部長
・吉田 貴彦氏
常務執行役 最高イノベーション責任者補佐
兼 チーフ・スポークスパーソン
廃炉の作業状況や処理水放出設備などについて、説明を受けました
奥に見えるのは1号機
2~4号機を見渡す参加者たち
処理水を用いてヒラメとアワビを飼育、その安全性などを検証していました
新浪代表幹事
「防護服を着ずに原発の目の前に行けたことが大変印象に残った」
「震災から12年でさまざまなことが進展したということが確認できた」
「科学が起こしたさまざまな課題があるにせよ、またそれを解決する科学があるということを感じた」
以上