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日経平均株価の過去最高値更新について

公益社団法人 経済同友会
代表幹事 新浪 剛史

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  1. 本日、日経平均株価が過去最高値を上回った。1989年12月29日以来約34年ぶりの更新であり、日本経済の再生に向けた一歩として、まずは好感を持って受け止めている。株価は日本経済に対する期待の表れと認識しているが、株価と実体経済との大きな乖離があり、ぬか喜びはできない。実体経済を向上させて乖離を埋めなければ、株価維持は到底難しい。今年は経済停滞から抜け出す分水嶺でもあり、官民による持続的な賃上げによる可処分所得の向上を実現させることが重要である。
  2. 現在の株式市場の活況は、長期に亘ったデフレの完全脱却の機運や賃上げの動き、東京証券取引所の資本効率改善の要請、中国経済をはじめとする海外経済の動向などの様々な要因が考えられる。しかし、根底には実体経済の浮揚への期待がある以上、持続的な成長軌道の確立に向けた努力の徹底が必要である。
  3. 具体的には、個々の企業において、持続的な賃上げなどの人への投資、省人化をはじめとするAIなどデジタルや、サステナビリティー、健康長寿などのイノベーション創出に向けた投資活動に積極的に取り組み、経済のダイナミズムを取り戻していかなくてはならない。併せて、政府には、意欲の高い中堅・中小企業や新しい成長分野への労働移動を促す人材流動化を活発化させるとともに、合従連衡を行いやすい環境作りや企業の新陳代謝を妨げない施策を期待したい。

以 上

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