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G7コーンウォールサミットの結果について

公益社団法人 経済同友会
代表幹事 櫻田 謙悟

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  1. 主要国首脳が2年ぶりに一堂に会し、G7の結束と、コロナ危機後の世界をリードする決意を示されたことは大変意義深い。特に、世界的な経済再生と将来のパンデミックへの備えに向けて、G7が連帯するというコミットメントは、世界に明るい展望をもたらすものである。
  2. 今回のサミットは、経済、気候変動、先端技術、開発協力と地政学など、さまざまな問題が不可分に絡み合う、複雑な世界情勢を改めて浮き彫りにした。そうした中、G7が、共通の価値観に基づいて、権威主義的国家に対抗する姿勢を踏み込んだ形で示されたことは画期的である。そうした中で、台湾海峡の平和と安定や、自由で開かれた地域秩序の重要性に対して、共通認識が示されたことを評価したい。
  3. 日本も、民主主義国家の一員として、中国の影響力の拡大や、中国への過度な依存、特に重要品目のバリューチェーンに係るリスクに向き合い、したたかな対応を模索する必要がある。今回のサミットを契機に、菅総理大臣と各国首脳との信頼関係が深まり、日本が独自の立場に基づいて行動するための環境が整えられることを期待する。
  4. ネットゼロへの移行に向けて、各国の意志と大きな方向性が確認されたことも重要な一歩だ。来たるCOP 26に向けて、G7が議論の加速と着実な実現にさらなるリーダーシップを発揮することを期待する。
  5. 私たち企業経営者は、国際情勢に常に注意を払いつつ、経営戦略を不断に見直していく必要がある。また、「より良い復興」のために現実解を生み出すのは企業に他ならないという自覚を新たに、経営革新と社会変革に取り組んでいきたい。

以上


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