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骨太方針2006の決定について
2006年7月7日
社団法人 経済同友会
代表幹事 北城 恪太郎
- 今回の骨太方針については、2011年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化するために必要な財源不足額16.5兆円を具体的に算出し、歳出削減を中心として財政再建を達成するとし、政府資産を140兆円程度圧縮するという方針を示されたことを歓迎する。
- 骨太方針の作成にあたっては、政府と与党の協力体制が築かれるなど、政府・与党の一元化という点では、一歩前進と評価できる。しかし、与党が中心になったことによって、逆に地方交付税改革などが不十分なものとなったことは残念である。
- 小泉政権において、経済財政諮問会議は構造改革を推進していく上での原動力となってきた。同会議の役割や位置づけは、首相の考え方によって大きく左右される。次期首相には、小泉首相が行ってきたように、同会議を単なる議論の場ではなく政策決定の要として位置づけ、改革の推進力として活用していただきたい。
以上