石川六郎終身幹事のご逝去について

2005年12月15日

社団法人経済同友会
代表幹事北城恪太郎

経済同友会活動の中心的役割を担われた石川六郎さんのご逝去の報に接して大変驚いている。石川さんは、1955年に経済同友会に入会、60年に幹事、74年には当時の木川田一隆代表幹事の下で副代表幹事に就任され、87年に退任されるまで、13年間の長きにわたり経済同友会活動に強力な指導力を発揮された。

数ある石川さんのご功績の中でも忘れることの出来ないものが、1960年代における企業経営者の啓発と学界との交流、連携強化の場としての研究部会の設置、木川田さんの経営理念を具現化するための新自由主義推進委員会でのご活躍、国際提携団体との幅広い交流・研究活動を通じた経済同友会活動のグローバル化への多大なご貢献、などである。

1988年からは、終身幹事として、広い視野から経済同友会活動全般についてご指導をいただいていた。

石川さんの暖かく端正なお人柄と、議論などにおける毅然として論理的な姿勢をなつかしく思い出す。石川さんの経済同友会に対する変わらぬ熱い志に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げる。

以上