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中山素平元代表幹事のご逝去の報に接して

社団法人 経済同友会
代表幹事 北城 恪太郎

中山素平元代表幹事のご逝去の報に接し、慎んでお悔やみ申し上げます。

中山さんは、1947年(昭和22年)1月に設立間もない経済同友会に入会され、同年4月に幹事就任、1957年(32年)には岸道三さんと、1958年(33年)には井上英熙さんと組んで代表幹事を務められました。当時、高度成長期に差しかかっていたわが国経済社会にあって経済同友会は、設備投資過剰に対する政策の介入を排するため、いち早く自主調整論を打ち出しましたが、これは中山さんの先見性と指導力によるものでした。
またこの時期には、公害問題への対応や公正な競争確保のための企業の社会的責任、この実践をめざした経営者の啓発の必要性など、その後の同友会の理念と活動のバックボーンとなる考え方を相次いで打ち出されました。

中山さんのご業績のなかで忘れることの出来ないのが当時の産業界の強力な指導者を結集して1966年(41年)に発足した産業問題研究会でのご活躍です。ここで中山さんは木川田一隆さんらとともに、わが国産業の構造調整と新しい秩序の形成、国際競争力の強化に向けて力を尽くされました。

1967年(42年)には、終身幹事に就任され、幅広い見地から同友会の諸活動全般に対しさまざまな指導をいただいておりました。会員総会における木川田さんの代表幹事所見発表に対し、ご自分の見解を述べられたこともあり、これぞ正に議論を戦わす同友会ならではと、今でも語り草になっております。

同友会にとって、かけがえのない大先輩を失ったことは、言い尽くせぬ悲しみですが、中山さんの同友会や日本経済に対する深い想いと情熱を偲びながら、心よりのご冥福をお祈り申し上げます。

以上


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