衆議院選挙の公示にあたって

2005年8月30日

社団法人経済同友会
代表幹事　北城恪太郎

今回の衆議院選挙は、前回に続く2度目のマニフェスト選挙として、大きな意義を持つ選挙である。「政党本位・政策本位の政治」を実現するために、各党・各候補者には、改めて徹底した政策論争中心の選挙戦を求めたい。
景気回復の基調はみられるが、持続的な経済成長を実現するためには構造改革の推進が不可欠である。郵政民営化、年金制度改革、財政改革に向けた構造改革に対する基本的立場を明確にし、国民に分かりやすい形で論点と改革の具体策を示していただきたい。
気がかりなのは投票率である。特に若い世代の有権者には、自らの一票がこの国の将来を決めるという自覚を持ち、政治に対する意思を表明することによって、主権者としての義務と責任を果たすよう願いたい。

以上