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りそなホールディングスの経営改革への期待

社団法人 経済同友会
代表幹事 北城 恪太郎

  1. りそなホールディングス(HD)が公的資金の投入を受けて、経営改革努力に取り組まれることは、不良債権処理と金融システム安定化を通じて、わが国の再活性化に役立つものと思う。その意味で、りそなHDの経営改革努力は大変重要であり、今後の金融機関の改革モデルとなることを期待したい。
  2. りそなHDが、5月17日に発表された経営改革案が、コーポレート・ガバナンスの強化という観点から、さらに大胆な取り組みにつながることを望む。とりわけ、新しいビジネスモデルを構築し、銀行の再建を進めるためには、会長職の外部登用のみならず、商法上の委員会等設置会社に移行し、社外取締役を活用するべきである。そして、委員会等設置会社としてガバナンスを強化することで、政府は個々の経営判断にかかわらないとの姿勢を明確にすることを期待したい。

以上


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