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中国共産党大会の結果について

社団法人 経済同友会
代表幹事 小林陽太郎

  1. 今回の党大会で、建国後、初めて政治的変動なく指導部が交代し、大方の予想通り、胡錦濤総書記を中心とする新体制が発足した。このことは、中国国内政治の安定化を示すと同時に、大幅に若返る新体制の下で、経済改革のみならず政治改革と民主化が一層の進展を見せるであろうとの期待を持たせる。
  2. 日中間には種々の問題があるが、新体制の発足を契機に、日中間の信頼関係が強化され、さらに安定した日中関係が築かれることを念願する。中国経済の発展は、日本と世界の経済にとって基本的にはプラスである。プラス面が最大限に活かされるような形で日中間の相互補完が進み、相互利益が増進していくよう、両国は一層努力していくべきである。

以上


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