代表幹事の発言

日朝首脳会談について

社団法人 経済同友会
代表幹事 小林陽太郎

拉致問題については、日本国民として本当に残念な結果になった。死亡が確認された被害者のご冥福をお祈りする。そのご心情察するに余りあるご遺族のためにも、事実の解明、補償等について今後、進展があることを強く期待する。

今回の首脳会談で、懸案の拉致問題、不審船問題、北朝鮮の核・ミサイル問題、「過去の植民地支配清算」問題等で一定の進展があったことにより、国交正常化交渉再開に合意した、小泉総理の政治的リーダーシップに敬意を表したい。

今後の国交正常化交渉において、日本政府には、懸案事項について北東アジアの平和と安定を十分に考慮して具体的解決策が詰められていくことを期待する。また、北朝鮮には、今回の日朝首脳会談をも契機にして、国際社会において、協調的建設的立場をとり、北東アジアの平和と安定に寄与することを望む。

以上

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