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大蔵省検査官の逮捕について

社団法人 経済同友会
代表幹事 牛尾 治朗

  1. 金融ビッグバンに向けて日本の金融・資本市場の大胆な改革が求められている時に、大蔵当局から逮捕者が出たことは、誠に残念である。
  2. 捜査当局は、今回の事件の背景も含め事実関係を徹底的に調査し、国民の前に明らかにして欲しい。
  3. 官から民への流れの中で、民間の信頼性をなおさら高めなければならない時に、その信頼性を損なうようなことが多発しているが、各企業は改めて経営トップから末端の社員に至るまで責任と権限を明確にするとともに、チェックシステムを再構築し、一層公正で透明度の高い経営を自ら実現することが必要である。

以上


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