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平成8年度の予算成立について

社団法人 経済同友会
代表幹事 牛尾 治朗

いよいよ金融関連法案及び住専処理法案の審議に焦点が移るが、まだまだわかりにくい点が多い。これらの法案をめぐる問題点を明確にするために、金融特別委員会で活発に討議が行なわれ、これからの金融システムを睨んだ幅広い方向性が出ることを期待している。

明るさの見え始めた景気回復の足取りを確かなものにするためにも、日本の金融システムの早急な信頼回復が必要である。また、住専問題の解決や大胆なリストラも含めて、わが国の金融システムが国際的に理解され、かつ競争力のあるものに近づくことを期待する。

以上


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